本 館
昭和58年設置の鉄骨コンクリート造りの2階建てです。必要に応じて改修を重ねています。
R2年度:乳児用保育室2部屋に床暖房を設置
R3年度:乳児用トイレを改修
R4年度:2階保育室一部修繕、本館園舎(屋上)塗装、大型遊具塗装
R5年度:園庭芝生の張り替え工事
1階は1~2歳児の保育室が3部屋と職員室、職員の休憩室、アトリエがあります。
アトリエの部屋は、幼児クラスの制作活動の他に乳児クラスの運動遊びや別館の夕方以降の保育室として等、活動に応じて使用できる部屋です。
1階の乳児用トイレは、乳児の身体的構造を考慮した設備を取り入れています。汚れた場合はその都度職員が清掃をする等、衛生面にも考慮し、トイレトレーニングが気持よく進むような明るい造りになっています。
園舎2階は3~5歳児の保育室、トイレ、給食用のリフトがあります。
すべての保育室の壁は可動式で区切って保育室として使用する他、ホールとしての行事活動、全面を開けた舞台と客席など、活動に応じて保育室の広さを変更することもできます。
2階部分もH27年度に改修しました。
園舎屋上には屋外プールを設置しています。夏はUVカットのネットもしながら大小のプールでにぎやかな歓声が毎日響いています。
別 館
2020年4月新設の0~1歳児用(定員14名)新園舎です。
保育室とは別に調乳室、おむつ替え室、洗濯室、事務室があり、2階は保育者の研修室となっています。
部屋を区切っている棚は移動することができ、乳児の発達に合わせた保育室の模様替えも可能です。床暖房が設置されており、冬季は床からのほのかな温かさで小さなお子様の肌にも優しい保育室です。
空気清浄機、加湿器も設置しております。また、お子様や職員の聴力や言語習得、情緒の安定等も考えて天井は吸音材を使用し、壁紙等の色も視覚刺激の少ない木と淡い色で統一しています。
別館の南出入口からは乳児用広場に通じる農道があり、通行車両の心配もなく保育者と一緒にゆっくりと避難車や歩行で広場へ移動します。
園 庭
(園庭や乳児用広場、運動場に設置してある遊具は使用前の職員による安全点検と年1回の業者による点検を実施しています。)
園庭にも多様な植物を配置しています。春は大きな椿寒桜の下でお花見ランチ会、初夏には砂場の上の藤棚から甘い香りが漂い、夏はセミの大合唱が響き、秋冬は落ち葉でままごと等々、それぞれの季節を肌で感じながら楽しんでいます。日々の遊びの中で動植物に触れることで子どもの興味や関心を広げ、五感も使って感覚を磨き思考力や想像力を豊かに育みます。
砂場は、繰り返し遊ぶ中で砂の性質や物の使い方を知り、友達関係を育む場所でもあります。植物を使ってままごとを楽しんだり、水を運んできて友達とイメージの世界を楽しんだりできるようなスコップやバケツ以外にも、本物の鍋やキッチンツールなど遊びが広がるような道具を揃えています。
乳児用広場
本館南側には0~2歳児クラスの乳児用広場を隣接しています。
ハイハイや歩き始めたばかりのお子さまの「あちこちへ行きたい!」という気持ちを大切にして伸び伸びと行動を広げて楽しむことができるように、転倒した時の衝撃が緩和される人口芝生を設置しています。暑い時期はUVカットのテントを広げて、水遊びも楽しみます。
広場にも花壇があり、実のなるバナナや柿の木、季節の野菜(きゅうり、ピーマン、トマト、おくら、ブロッコリー等々)、良い香りがするハーブやままごと遊びや色水遊びもできる季節の花々が育っています。ハーブに集まるチョウを見つけると嬉しそうに手を伸ばし、友達とダンゴムシを夢中で探すなど、自然に親しむ姿が見られます。
祝谷運動場(自然観察園)
松山市内中心部にある標高164mの御幸寺山中腹にある、400坪の運動場です。
運動場の敷地内にはリンゴやさくらんぼ、山桃、ドングリができるマテバシイやウバメガシ、桜、椿、ハナミズキ等々、多様な四季折々の花や実があり、集まってくるせみやトンボ、バッタなど、園庭とはまた違った動植物を目で見て触れて時には食して楽しむことで、子どもの興味や関心を広げ、思考力や想像力をより豊かに育みます。友達と関わりながら身体全体を使って遊ぶ楽しさを経験することもできます。
こちらの運動場は毎日クラスを交代しながら園バスで遊びに行きます(7・8月はプール遊びがあるため、お休みをしています)。2020年度には、大きなクヌギの木を取り囲むようにして設置した木製のアトリエハウスが完成しました。かわいい小さな小屋やハンモックもある人気の遊具です。こちらの遊具は、遊びの中で心と体を育む仕掛けをつくろうと開発されたもので、ネットロープやはしご、うんていなどが一体となり、登る、ぶら下がる、跳ぶなどの多様な動きを通して自然と身体能力を育みます。
無農薬野菜畑
運動場に隣接した畑では、季節ごとの野菜の苗植えや水やりをしながら生長を観察し、収穫をしています。野菜を育てることで食への興味関心を育てます。管理栄養士と保育士が連携をしながら、子どもの好き嫌いが減って将来に渡って健康な食生活が出来るように、食材の生長や収穫に関わったり年齢に合わせた調理体験をしたりと、保育の中に食育活動も多く取り入れています。
植物や生物への細やかな観察力も育つようで「紫色の花はナスよ」「きゅうりはチクチクするね」など友達と話す姿も見られます。年長児になると苗植えも慣れていて、「大きくな~れ」と言いながら優しく土に植えています。野菜や植物の気持ちを想像して考えることが、友達の気持ちを考えることへ繋がり、相手を思いやる心を育みます。
(例年畑で育つ野菜:きゅうり、ピーマン、トマト、なす、大葉、かぼちゃ、すいか、さつまいも、じゃがいも、たまねぎ、ほうれんそう、白菜、ブロッコリー、小松菜、にら、よもぎ等々)
屋上プール
夏場の本館屋上には、縦5.5m横3.5mの幼児用プール、小さいサイズのプール2つ、テーブルセット、幼児用プールの上にはUVカットのネットも設置されます。こちらでは3~5歳児が夏の期間中はほぼ毎日利用しています。(2歳児の水遊びは本館前の園庭で行います。)
毎日の水遊び以外に4~5歳児は体操教室の水泳指導や、海上保安員による水難事故防止指導も毎年行っています。
毎日の水質管理やプール使用時の監視体制、用具の破損確認など、衛生面にも配慮しながらお子さまが安全に楽しむことができるように管理しています。R2年度より感染症対策として、密集しないように1クラスずつ交代しながら遊んでいます。
それぞれ、水遊び用の玩具はもちろん、フープの輪くぐりや宝探し、魚釣りセット、クラスでお子さまが自分で制作した水遊び用のおもちゃなど、お子さまが遊びながら無理なく水に親しむことができるよう発達に合わせた活動を計画しています。